水道水をおいしくする方法とは?自宅でできる工夫を紹介!

おいしい水ってどんな水?
水道水をおいしくする方法とは?自宅でできる工夫を紹介!
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「水道水をそのまま飲むと、少しにおいが気になる……」

「もっとおいしく水道水を飲みたい」

このように感じている方もいるのではないでしょうか。

日本の水道水は、水質基準に適合するよう管理されていますが、地域や季節、水温、給水設備などによって、味やにおいの感じ方が変わることがあります。

特に気になりやすいのが、塩素による「カルキ臭」です。

水道水をおいしく飲むためには、冷やしたり、必要に応じて煮沸したり、浄水器を利用したりするなど、家庭でもできる工夫があります。

この記事では、水道水がおいしくないと感じる主な理由から、自宅でできる具体的な方法まで分かりやすく解説します。

水道水をできるだけ手軽においしく飲みたい方は、ぜひ参考にしてください。


水道水がおいしくないと感じるのはなぜ?

水道水の味やにおいが気になる理由は、一つではありません。

代表的なものとして、

  • 残留塩素によるカルキ臭
  • 水温
  • 水源による違い
  • 水道管や給水設備の影響
  • 水の硬度や成分

などが挙げられます。

東京都水道局では、水道水の味に違和感がある場合、給水管の材質やさびなどが原因になる場合があると説明しています。

また、カルキ臭については、消毒に使われる塩素と水道原水中のアンモニア態窒素などが反応して生じる物質が原因になることがあります。

そのため、「水道水だからおいしくない」と単純に考えるのではなく、何が原因で飲みにくく感じているのかを考えることが大切です。


水道水のカルキ臭はなぜするの?

水道水の「カルキ臭」が気になる方も多いでしょう。

カルキ臭の原因の一つは、水道水を消毒するために使用される塩素です。

水道水には、浄水場から各家庭の蛇口まで安全に水を届けるため、残留塩素が確保されています。

東京都水道局では、蛇口で残留塩素濃度を0.1mg/L以上保持することが法令で定められていると説明しています。

つまり、カルキ臭がするからといって、すぐに「水道水が危険」という意味ではありません。

むしろ、塩素による消毒は、水道水の衛生を保つために重要な役割を果たしています。

そのうえで、においが気になる場合は、家庭でできる工夫によって飲みやすくすることができます。


水道水をおいしくする方法5選

水道水をおいしく飲むためには、家庭でもいくつかの方法があります。

代表的なのは、次の5つです。

方法手軽さ主な目的
冷やす水温を下げて飲みやすくする
汲み置きするにおいを和らげる
煮沸する残留塩素によるにおいを減らす
レモンを加える塩素臭を感じにくくする
浄水器を使うろ材によって特定の物質を除去する

ただし、方法によっては残留塩素が減るため、保存方法や飲み切るまでの時間には注意が必要です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。


① 水道水を冷やす

最も簡単に試しやすいのが、水道水を冷やす方法です。

水は温度によって味やにおいの感じ方が変わります。

東京都水道局では、15~20℃程度の水がおいしく感じられやすいと紹介しています。

また、春日部市や福岡市などの自治体でも、水道水を冷蔵庫で冷やす方法が紹介されています。

冷やす方法

水道水を清潔な容器に入れて、冷蔵庫で冷やします。

特に夏場は水温が高くなりやすいため、冷やすだけでも飲みやすく感じる場合があります。

冷やすメリット

  • 特別な道具がいらない
  • すぐに試せる
  • カルキ臭を感じにくくなる場合がある
  • 冷たい水の清涼感を楽しめる

まずは「冷やして飲む」方法から試してみるのがおすすめです。


② 水道水を汲み置きする

水道水を容器に入れてしばらく置く「汲み置き」も、水のにおいが気になる場合の方法の一つです。

時間を置くことで、残留塩素によるにおいが弱くなる場合があります。

自治体でも、水道水を容器に汲んで静置する方法が紹介されています。

汲み置きするときの注意点

汲み置きによって残留塩素が減ると、消毒効果も低下します。

そのため、長時間保存する方法として考えるのではなく、飲む分だけ用意して早めに使うことをおすすめします。

特に、常温のまま長時間置いておくのは避けたほうがよいでしょう。


③ 水道水を煮沸する

カルキ臭が特に気になる場合は、煮沸する方法もあります。

水道水を沸騰させることで、残留塩素によるにおいを減らすことができます。

東京都水道局でも、カルキ臭が気になる場合には、沸騰後にふたを半開状態にして弱火で5~10分程度加熱し、その後冷まして飲む方法を案内しています。

煮沸するときのポイント

やかんや鍋などに水道水を入れ、沸騰させます。

カルキ臭が気になる場合は、自治体や水道局が案内している方法を参考にしながら、十分に加熱してください。

ただし、煮沸すると残留塩素が減るため、水道水本来の消毒効果も低下します。

そのため、煮沸した水を長期間保存するのではなく、冷蔵庫などで適切に保管し、早めに飲み切ることが大切です。


④ レモンを加える

水道水のカルキ臭が苦手な方は、レモン果汁を少量加える方法もあります。

レモンなどに含まれるビタミンCには、塩素を還元する作用があります。

福岡市や春日部市などの自治体でも、レモン果汁を水道水に加える方法が紹介されています。

レモン水にするメリット

  • カルキ臭を感じにくくなる
  • さっぱりした味になる
  • 手軽に試せる

ただし、レモンを加えた水は「水道水そのものの味を変える方法」でもあります。

そのため、まずは冷やす方法や浄水器などを試し、それでも物足りない場合にレモンを加えてみるのもよいでしょう。


⑤ 浄水器を使う

水道水の味やにおいを継続的に改善したい場合は、浄水器を利用する方法もあります。

浄水器は、使用するろ材によって、水道水に含まれる特定の物質を減らすことができます。

そのため、浄水器を選ぶ際は「何を除去できるのか」を確認することが大切です。

浄水器を使うメリット

  • 水道水を毎回ろ過できる
  • カルキ臭などが気になる場合に使いやすい
  • ペットボトルの水を買う手間を減らせる
  • 必要な量だけ浄水できる

一方で、浄水器にはカートリッジの交換が必要なものがあります。

交換時期を過ぎたカートリッジを使い続けると、ろ過性能を十分に発揮できなくなる可能性があるため、メーカーの交換時期や使用量の目安を守ることが大切です。

また、浄水した水は残留塩素が低下することがあるため、長期間保存するのではなく、できるだけ早く使うようにしましょう。


水道水をおいしくする方法はどれがおすすめ?

ここまで紹介した方法を比較すると、次のように選ぶと分かりやすいでしょう。

こんな方におすすめ試したい方法
とにかく簡単に試したい冷やす
カルキ臭を少し和らげたい冷やす・汲み置き
カルキ臭がかなり気になる煮沸・浄水器
さっぱりした味にしたいレモンを加える
毎日継続して使いたい浄水器
特別な道具を使いたくない冷やす・汲み置き

まずは、冷やして飲む方法から試してみるのがおすすめです。

それでもカルキ臭が気になる場合は、煮沸や浄水器など、より積極的な方法を検討するとよいでしょう。


水道水をおいしくするなら「冷やす」だけでも試してみよう

「水道水をおいしくしたいけれど、面倒なことはしたくない」という方には、まず冷やして飲む方法がおすすめです。

水温が下がることで清涼感が出るだけでなく、カルキ臭も感じにくくなる場合があります。

冷蔵庫に入れておくだけなので、特別な道具も必要ありません。

水道水の味が気になっている方は、まず一度試してみるとよいでしょう。


水道水を保存するときの注意点

水道水をおいしくする方法を試すときは、保存方法にも注意しましょう。

特に、煮沸した水や浄水器を通した水など、残留塩素が減少した水は、長期間保存することには向いていません。

残留塩素には、水道水を蛇口まで安全に届けるための消毒効果があります。

そのため、残留塩素が減った水は、清潔な容器に入れて冷蔵庫などで適切に保管し、できるだけ早めに飲み切るようにしましょう。

また、水を入れる容器自体も清潔に保つことが大切です。


朝一番の水道水はどうすればいい?

朝起きて最初に蛇口から出る水については、給水設備の状況などによって味やにおいに違いを感じる場合があります。

東京都水道局では、給水装置などに原因があり、朝一番の水に普段と異なる味やにおいを感じる場合は、十分に水を流してから飲用することを案内しています。

特に、

  • 金属のようなにおいがする
  • いつもと違う味がする
  • 赤や茶色など水の色がおかしい
  • 異物が混じっている

など、単なるカルキ臭とは違う異常を感じた場合は、無理に飲まず、水道事業者や管理会社などに相談しましょう。


水道水の味やにおいが急に変わったら?

水道水の味やにおいがいつもと違う場合、単純に「カルキ臭が強くなった」とは限りません。

例えば、東京都水道局では、給水管のさびなどによって金気臭や渋い味が付く場合があると説明しています。

そのため、

いつもと違う味・においが突然する場合は、まず原因を確認することが大切です。

冷やしたり煮沸したりする前に、水の色や異物の有無なども確認しましょう。

改善しない場合は、地域の水道事業者や集合住宅の管理会社などへ相談してください。


水道水と浄水器はどちらがいい?

水道水をそのまま飲むか、浄水器を使うかは、何を重視するかによって変わります。

比較項目水道水浄水器
手軽さ
追加費用基本的に不要本体・カートリッジ費用など
カルキ臭対策気になる場合があるろ材によって対応可能
保存残留塩素がある状態で管理浄水後は早めの使用が必要
手入れ基本的に不要カートリッジ交換などが必要

「とにかく手軽に飲みたい」という方は、水道水を冷やして飲む方法から試してみるとよいでしょう。

一方、「毎日の水の味やにおいを継続的に改善したい」という方は、浄水器を検討するのも一つの方法です。


ウォーターサーバーを使う方法もある

「水道水をおいしくする方法を試したけれど、やっぱり味が気になる」

「毎回冷やしたり煮沸したりするのが面倒」

このような場合は、ウォーターサーバーを利用する方法もあります。

ウォーターサーバーには、

  • 天然水を配送してもらうタイプ
  • RO水を利用するタイプ
  • 水道水を浄水して使うタイプ

など、さまざまな種類があります。

特に浄水型ウォーターサーバーなら、水道水を本体に給水してろ過した水を利用するタイプや、水道管に接続して利用するタイプがあります。

そのため、

「水道水を使いたいけれど、そのまま飲むのは気になる」

という方にとって、一つの選択肢になります。

ただし、ウォーターサーバーも本体サイズや料金、給水方法、フィルター交換などに違いがあります。

「水道水を使いたい」という理由だけで決めるのではなく、自分の生活に合っているかを確認しましょう。

浄水型ウォーターサーバーについて詳しく比較したい方はこちらをご覧ください。

▶ 浄水型ウォーターサーバーおすすめ10選!給水型・水道直結型を比較して選び方を解説


水道水をおいしくする方法についてよくある質問

水道水を一番簡単においしくする方法は?

まずは、水道水を冷やして飲む方法がおすすめです。

冷たい水は清涼感を感じやすく、カルキ臭も感じにくくなる場合があります。

特別な道具が必要ないため、すぐに試せるのもメリットです。

水道水は沸騰させればおいしくなりますか?

煮沸することで、残留塩素によるカルキ臭を減らすことができます。

ただし、煮沸すると残留塩素も減るため、消毒効果が低下します。

煮沸した水は長期間保存せず、適切に保管して早めに飲み切るようにしましょう。

水道水を一晩置くとカルキ臭がなくなりますか?

汲み置きによって、残留塩素によるにおいが弱くなる場合があります。

ただし、残留塩素が減ることで消毒効果も低下するため、長期間の保存には向いていません。

水道水にレモンを入れるとおいしくなりますか?

レモン果汁に含まれるビタミンCには塩素を還元する作用があるため、カルキ臭を感じにくくする方法の一つとして自治体でも紹介されています。

また、レモンの風味が加わるため、さっぱりした味わいになります。

水道水のカルキ臭は危険ですか?

カルキ臭は、水道水の消毒に使用される塩素などによるものです。

水道水には、蛇口まで衛生的に届けるために残留塩素が確保されています。

そのため、カルキ臭がすることだけを理由に、水道水が危険だと判断することはできません。

水道水をおいしくするなら浄水器がおすすめですか?

浄水器は、水道水の味やにおいが気になる場合の選択肢の一つです。

ただし、製品によって除去できる物質やろ過性能が異なるため、購入する際は除去対象やカートリッジの交換時期などを確認しましょう。


お水についてもっと詳しく知りたい方へ

水道水のおいしさについて知ったら、次は「そもそも水にはどんな種類があるのか」を知ると、より水選びが分かりやすくなります。

水道水・天然水・RO水・ミネラルウォーターなど、水の種類について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

▶ お水の種類とは?水道水・天然水・RO水など特徴や違いを解説!

硬水と軟水の違いや、料理・飲み物での使い分けを知りたい方はこちらです。

▶ 硬水と軟水の違いとは?特徴や使い分けを分かりやすく解説!

また、「そもそもおいしい水とは何なのか」を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

▶ おいしい水とは?おいしさを決める条件や水の選び方を解説!


まとめ

水道水がおいしくないと感じる理由には、カルキ臭や水温、水道管・給水設備の影響など、さまざまなものがあります。

そのため、水道水をおいしく飲みたい場合は、まず原因に合わせた方法を試してみることが大切です。

家庭でできる方法としては、

  • 水道水を冷やす
  • 汲み置きする
  • 煮沸する
  • レモンを加える
  • 浄水器を使う

などがあります。

中でも、冷やす方法は特別な道具を使わずに試せるため、最初に試しやすい方法です。

カルキ臭が気になる場合は煮沸や浄水器、味を変えて楽しみたい場合はレモンを加えるなど、自分に合った方法を選びましょう。

ただし、煮沸や浄水器などによって残留塩素が減った水は、消毒効果も低下します。

保存する場合は清潔な容器を使い、長期間保存せず、できるだけ早めに飲み切ることが大切です。

もし家庭で工夫しても水道水の味が気になる場合は、浄水型ウォーターサーバーなどを利用する方法もあります。

水の種類や使い方を比較しながら、自分にとって飲みやすい水を見つけてみてください。

発信者情報:ウォーターサーバーマガジン編集部

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